昔からうちの親父が口癖にしている言葉がある。
「人生、あっちゅうまだからよ」
(訳:人生というものはあっという間に過ぎるよ)
昔からよく言われていた。
親父は毎日というほど晩酌をするのだけれど、晩酌をする度に長男だったオレを呼びつけ説教をしていた。
お前はダメだダメだ・・・に始まり、「オレの若い時はな!!」と武勇伝ともいえる昔話を豪語してお前のこういうところがダメだ、、、と話は終盤戦へ進む。
そして・・・
最後には「人生はあっちゅうまだからよ」という話で終わる。
時の流れは早い、だから努力しろ、小説や映画を沢山読んで色んな人の人生を味わえ。
そんな感じである。
「分かっているから」と口を挟もうならば、「話を最後まで聞け!」と抑えられて毎晩、毎晩と同じ説教を繰り返す。
今・・・思い返せば、親父なりの教育だったのかもしれない。
だけど、、、当時は嫌で嫌でたまらなかった。
弟も妹もいたのに、、、なんでオレだけ毎日、こんな説教を聞かねばならないのか・・・そんなことを思っていた。
そんな当時は嫌だった日々も今はもう本当にあっという間に過ぎたなと思う。
すでに30代だ。早いよな時が過ぎるのは。
今、30代なんだけど、、、すごく20代が羨ましく感じる。
何でもできるじゃん・・・って。
でも最近、よく遊ぶ女の子は今年27歳・・・もう歳だ・・・とか言っていた。
そうなのか・・・オレからしたらメチャクチャ若く感じるけど。
そう考えると40代からしたら30代はまだまだメチャクチャ若いと思うんだろうな・・・きっと。
でも・・・そんな30代もすぐ「あっちゅうま」に過ぎるのだから、やりたいことはすぐやっていきたいと思う。
20代の頃は・・・金・人脈・社会経験不足を理由に色んなことを後回しにしてきた。
まだまだオレには時間があるのだと思ってきた。
けど違うんだ。時間はないんだ。すぐ過ぎるんだ。
気づかないバカのままではいたくない。
40代になった時、、、
あぁ、、30代の時にあれをしていれば良かった・・・ではなく、30代であれをしていたから今、こうなっているとなっておきたいものだ。
あっちゅうまの1年、あっちゅうまの3年、あっちゅうま・・・あっちゅうま・・・この時代、タイミング、ツールで今、オレは何をするべきか・・・常に考える毎日である。